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売掛金と買掛金とは~それぞれの概要やメリット・デメリットについて解説~
売掛金と買掛金とは~それぞれの概要やメリット・デメリットについて解説~の記事をご紹介します。
売掛金とは
取引が行われた際、商品を引き渡し、支払いが後日に予定される場合があります。この後日支払いが予定されている代金を「売掛金」という勘定科目で記録します。売掛金は将来の代金受取権を表し、貸借対照表上では「資産」に分類されます。これは売上債権とも呼ばれ、将来の売掛金の受け取りを示すものです。
売掛金のメリット・デメリット
売掛金を利用する際の利点の一つは、取引の効率化です。取引回数が増えると、都度代金のやり取りを行うのは手間がかかります。そのため、売掛金を記録し、月単位などでまとめて代金を受け取ることで、効率的な取引を実現できます。この方法を採用することで、取引プロセスが簡素化され、業務の効率向上が期待できます。
【売掛金取引の際に注意すべき点】
新しく売掛金の取引を始める際には、信用調査を行い、取引中も経営状況を定期的に確認して倒産リスクを評価することが重要です。売掛金の時効は5年間とされており、この期間を過ぎると売掛金の未回収を請求できなくなるため、注意が必要です。
売掛金の未回収が発生した場合、早急に取引先と連絡を取り、支払いのスケジュールや条件を確認し合うことが重要です。適切な対応をとることで、未回収リスクを最小限に抑え、取引関係を健全に維持することができます。
買掛金とは
買掛金は売掛金と対をなす勘定科目で、将来支払う予定の代金を表します。企業は仕入先から一時的に借金をしており、将来の支払いを約束しているため、貸借対照表上で「負債」に分類されます。買掛金は、支払いの期限や条件に基づいて計上され、適切に管理されることが重要です。
買掛金のメリット・デメリット
1.手元に現金がなくても取引可能
2.振込手数料の負担を軽減できる
買掛金は日々の取引を円滑に行うために便利ですが、適切な資金繰りが必要です。つまり、ある程度の資金力がなければ難しい側面があります。
買掛金と似た勘定科目として「未払金」も存在します。未払金も代金を後日支払う勘定科目であり、買掛金と同様に検討が必要です。買掛金は通常、本業の営業取引に関連して生じる債務を表し、一方、未払金は営業取引以外の支出に関連して生じる債務を表します。
取引先ごとの残高を管理するための「得意先元帳」と「仕入先元帳」の活用は非常に重要です。売掛金と買掛金は表面的には似ていますが、異なる意味を持つため、その違いを理解し、正確な処理と管理が求められます。適切な元帳の活用により、取引先ごとの債権・債務を透明かつ効率的に管理し、資金繰りや経営判断に役立てましょう。
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