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経理にとって最重要事項である現金管理の業務について
経理にとって現金管理は基本中の基本で、とても重要な業務でもあります。
現金管理はリスクが高く、社内で不正が発生するリスクを減らすことに役立ちます。
今回は、現金の管理方法と記録する現金出納表について解説をしていきます。
現金と預金の種類
経理は多くの現金、預金を扱います。
一般的に現金というのは紙幣や硬貨などを表しますが、経理で扱われる現金は他にも様々な種類があります。
現金には「通貨」、「預金小切手」、「送金小切手」、「郵便為替証書」などが含まれ、
預金には「普通預金」、「当座預金」、「定期預金」などが含まれます。
ここで注意が必要なのは、「収入印紙」と「切手」は貯蔵品扱いになり、「自己振出小切手」は当座預金、「先日付小切手」は受取手形に分類されるため、現金として扱わないということです。
現金管理のステップ
現金管理は主に5つのステップで行います。
1.現金の払出を行う
仮払申請書や経費精算書などの書類の確認を行い、現金の払出を行います。
2.記録をする
現金の払出を行なった事実を現金出納帳に記録しましょう。
3.現金を受け取る
仮払経費精算書の記載漏れなどを確認し、残高が正しく精算されているかを確かめます。
4.記録をする
現金を受け取った旨を現金出納帳に記録しましょう。
5.金種表を作成する
業務終了後、現金を種類ごとに数えて金種表を作成します。
ここでの注意点は、現金は金庫に保管するということです。
誰でも触れられる場所に置くことはもしものことがあった時に大変なのでやめましょう。
金庫で保管をし、特定の人物だけが開けられるような管理を行うことが大切です。
現金出納帳とは?
先ほどから度々出てきている現金出納帳ですが、日々の現金の流れを取引内用と一緒に記録する帳簿のことです。
現金出納帳は、作成が義務付けられている主要簿と違い、補助簿と呼ばれて義務ではありませんが、現金管理に重要な役割を持っています。
仮払申請書や経費精算書などの書類をもとに現金出納帳を作成し、
業務終了後には現金の残高を数えて、現金出納帳と過不足がないかを必ず確認するようにしましょう。
現金出納帳に記載するべき項目は、日付、勘定科目、入出金額、残高と取引の内容です。
ここで記入する日付は領収書などの日付ではなく、企業の現金が動いた日付を記入するようにしましょう。
月末に収入と支出それぞれの金額の合計を求め、合計が一致するかを確認します。
まとめ
現金の管理は基本中の基本ですが、日々の業務を行う上で決して欠かすことのでいない重要な業務と言えます。
日々の管理が大切になってくるので、取引があったらその日のうちに記録することを忘れないようにしましょう。
そうすることで小さなミスを減らすことができ、作業の効率化を図ることができます。
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