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色彩調和から学べる配色の相性とは

デザインで色の配色に悩んだ際に知っておいて欲しいのは色彩調和という単語です。
色彩調和を意識することで効果的な配色を行うことができます。

今回は有名な「ジャッドの色彩調和論」から秩序の原理、類似性の原理、明瞭性の原理の3つについて説明を行なっていきます。

色彩調和から学べる配色の相性とは

秩序の原理とは?

秩序の原理とは、一定の法則に従って規則的に選ばれた色は調和するという原理です。 色相環の中で規則的な位置にある色は調和しやすいと言われているのがこの原理に当てはまります。

この秩序の原理を活用した配色方法は以下が挙げられます。

アイデンティティ
同一の色相だけを使用した配色のことで、静かなイメージの際に使用します。

トライアド
三等分した色相環の位置関係にある色を使用した3色の配色で、バランスを重視したいときに有効的です。

テトラード(スクエアカラー)
四等分した色相環の位置関係にある色を使用した4色の配色で、カラフルな配色をすることができます。

ペンタード
五等分した色相環の位置関係にある色を使用した5色の配色で、にぎやかな印象を与えます。
トライアドに白と黒を組み合わせた5色配色もペンタードに分類されます。

類似性の原理とは?

類似性の原理とは、同じような色相やトーンを持つ色は調和しやすいという原理です。 「共通性の原理」とも呼ばれ、同じような色などの共通性のある色同士は相性が良いということです。 この秩序の原理を活用した配色方法は以下が挙げられます。

ドミナントカラー配色
色相を統一した配色方法で、トーンで変化を出すことでまとまった印象を与えることができます。

ドミナントトーン配色
トーンを統一した配色方法で、色相で変化を出すことでトーンのイメージを強く与えることができます。

トーナルカラー配色
中間トーンと呼ばれる、ダル、ソフト、グレイッシュ、ライトグレイッシュ、でまとめた配色方法で、落ち着いた印象を与えたいときに有効です。

明瞭性の原理とは?

明瞭性の原理とは、はっきりとした色同士は調和しやすいという原理です。
「明白性の原理」と呼ばれることもあり、コントラストの強い色同士は相性が良く調和しやすいのです。
この秩序の原理を活用した配色方法は以下が挙げられます。

トリコロール配色
明白なコントラストがある3色配色で、3色の中間に白や黒を入れて使われることが多いです。

ビコロール配色
明白なコントラストがある2色配色のことで、白や黒が使われることもあります。

コントラスト配色
反対色を使用して作る配色のことで、強いメリハリを引き出すことができます。

まとめ

「ジャッドの色彩調和論」から、色彩調和について少しでも理解していただけたでしょうか。
今回は3つの法則のみご紹介しましたが、「ジャッドの色彩調和論」にはあともう一つなじみの原理というものがあります。
この4つの原理を活用することで調和の取れた配色でデザインをすることができるようになります。

この記事を書いたライター

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株式会社ループス 
スクエア東京:web担当

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