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電子契約法のポイントやトラブルになった際の対処法とは

電子契約法のポイントやトラブルになった際の対処法とはの記事をご紹介します。

電子契約法のポイントやトラブルになった際の対処法とは

電子契約法って何?

電子契約法の正式名称は、電子消費者契約及び電子承認通知に関する民法の特例に関する法律。 他にも、電子消費者契約法とも呼ばれています。 この法律は、電子取引における消費者の保護の観点から制定されました。 電子契約法第1条に「この法律は、消費者が行う電子消費者契約の申込み又はその承認の意思表示について特定の錯誤があった場合に関し民放(明治二十九年法律第八十九号)の特例を定めるものとする。」と趣旨が条文化されています。 主に消費者を保護することを意図して制定されましたが、事業者にとっても重要な道しるべになる法律となります。

電子契約に関する法律は?

1.民放:私人間の法律関係について規律する基本法
2.税法:所得税法などの税に関する法律
3.民事訴訟法:民事訴訟に関する法律
4.会社法:会社を運営していくうえでのルールを定めた法律

5.電子署名法:正式名称は「電子署名及び認証業務に関する法律」
電子契約で重要な電子署名の要件や法的な効力を規定

6.電子帳簿保存法:正式名称は「電子計算機を使用して作成する国税関係帳簿書類の保存方法等の特例に関する法律」

7.IT書面一括法:正式名称は「書面の交付等に関する情報通信の技術の利用のための関係法律の整備に関する法律」

電子契約法を理解するためのポイント

1.消費者の操作ミスの救済
ネットなどを使った電子契約の中でも個人の消費者と事業者が契約するものに関しては、消費者がPCなどの操作を誤り意図しない申し込みをしてしまうことがあります。 こういった場合、民法第95条に則って消費者は事業者に対して契約の無効を主張することが可能。

2.契約の成立時期の転換
民法は平成29年に改正。 電子契約法が施行された平成13年の民法では、隔地者間の契約は申し込みに対する承諾の意思表示を発した時に成立するものと制定。 これでは商品注文後に事業者が承諾のメールを発信した時点で契約成立となりますが、メールが消費者に届かなった際は、いつ契約が成立したか消費者はわかりません。

電子契約でトラブルがあった際の対処法

電子契約であっても、企業間で取り交わした契約となります。 もしトラブルが発生してしまった際には、自社の法務部に相談するようにしましょう。 しかし、電子契約に関するトラブルの事例はまだまだ少ないのが現状です。 電子契約を導入する際から自社の法務部にも参加してもらい、導入ベンダーなどからトラブルの対処法などのノウハウを収集しておきましょう。 電子契約法の内容に十分に注意し、できる限りトラブルを回避しながら電子契約を活用しビジネスを展開していく必要があります。

この記事を書いたライター

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株式会社ループス 
スクエア東京:web担当

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