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8ステップで行う決算書と精算表の作成方法を知ろう

決算書と精算書は企業の財務状況を把握する際に使用されるもので、 決算期に作成され、次年度以降の企業の計画を立てるのに役立ちます。今回はそれぞれの作成方法の記事をご紹介します。

8ステップで行う決算書と精算表の作成方法を知ろう

3種類の決算書と4種類の精算表

決算書とは、企業の経営や財務状況を表している書類の総称で、 決算書の中には「損益計算書」、「貸借対照表」、「キャッシュ・フロー計算書」の3種類の重要な書類があり、まとめて「財務三表」と呼ばれています。

一方で、精算表は4種類に分けられた「残高試算表」、「決算整理仕訳」、「損益計算書」、「貸借対照表」を1つにまとめたものを表します。
精算表は決算時に作成する書類ではあるものの、決算に必要な書類というわけではありません。
では何のために作成するかというと、精算表を作成することによって、「財務三表」の中の「損益計算書」と「貸借対照表」の記入ミスを防ぐことができるのです。

3ステップで決算書を作成しよう

1.会計年度の決算時の残高を確定する
「現金」、「売掛金」、「買掛金」など全ての勘定科目の残高と現在の実際の残高が一致しているかどうかを確認します。
2.消費税と法人税を計算する
消費税は、売上などで預かった消費税から、仕入れや経費などで使用した消費税を差し引いて計算します。
導き出された税額は、「未払消費税額」として決算書に記載されます。
法人税は、「法人所得税」「法人住民税」「法人事業税」の3つを表し、各年度の課税所得に法人税率をかけて計算します。
しかし、この計算方法は非常に複雑で難しいため、専門家に依頼をするのが一般的です。
3.決算書を作成する
導き出された結果をもとに「損益計算書」、「貸借対照表」、「キャッシュ・フロー計算書」を作成し、決算書は完成です。
経理担当者が決算書を作成後、経営者が確認 → 役員会が承認 → 株主総会が承認 → 法人税を申告する という流れになります。

5ステップで精算表を作成しよう

精算表の作成でよく使われるのが、前述の4種類の精算表それぞれに貸方と借方があり、合計8桁の記入欄が設けられている「8桁精算表」です。
決算書の作成手順は、5段階あります。
1.精算表の試算表欄に残高試算表の金額を記入する
2.修正記入欄に決算整理仕訳を記入する
決算整理仕訳とは売上原価や減価償却費の計上のことで、仕訳後修正記入欄に金額を記入します。
3.損益計算書欄に費用と収益を記入する
試算表の金額 + 修正記入の金額 を行い、費用と収益の勘定科目に記入を行います。
4.貸借対照表の欄に「資産」、「負債」、「純資産」を記入する
試算表の金額 + 修正記入の金額 を行い、資産、負債、純資産の勘定科目に記入を行います。
5.貸方と借方の金額が一致しているかを確認する
これまでの手順の確認を行い、一致しているかを確かめましょう。

まとめ

それぞれの作成方法と、決算書は企業の財務状況を表す書類、精算表はミスをなくすための書類だということをわかっていただけたでしょうか。 2つの仕組みを理解することで企業の計画を立てるのに大いに役立ちますので、 ぜひ活用して見てください。

この記事を書いたライター

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株式会社ループス 
スクエア東京:web担当

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