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充実したコミュニケーションで改善。人事評価制度「Check-In」とは?その事例をご紹介
充実したコミュニケーションで改善。人事評価制度「Check-In」とは?その事例をご紹介の記事をご紹介します。
さまざまな弊害があった。これまでの人事評価制度
4月を迎えるにあたり、人事評価のフィードバックを行う企業も多くあると思います。
しかしながら既存のやり方に不満を抱いている方が多いのではないでしょうか?評価シートの煩雑さ、フィードバック自体があいまいだったり時間がかかり過ぎたり・・・。
それそれの企業に見合った人事評価制度を作り上げていくことは、重要な業務のひとつであるといえます。人事評価制度について、ここでひとつある企業(以後A社)の事例を紹介したいと思います。A社は2012年、従来のやり方を撤廃しあらたな制度を取り入れています。
「スタックランキングシステム」がもたらす弊害とは
デジタルマーケティングとデジタルメディアソリューションの分野において世界的な企業であるA社。しかしながら従業員へのフィードバックに関してはアップデートがなされておらず従来のやり方を引き継いでいました。
従来のやり方をとは「スタックトラッキングシステム」と呼ばれ、マネージャーが従業員をランク付けし、最低ランクの従業員を解雇するという仕組みでした。具体的にランク付けとは、上位20%、中間70%、下位10%に分ける仕組みで、最低ランクの10%を毎年マネージャーが解雇しなければならず、多大なストレスを背負っていました。その弊害として従業員同士がアイデア等を協同することを拒み、不健全な争いが起こり問題となっていました。
Check-In制度の誕生とその効果
前述の問題を受けあらたに生み出されたのが「Check-In制度」です。「Check-In制度」とは、マネージャーと従業員が定期的にコミュニケーションを取り、進捗の確認などを行う制度です。基本的には3か月に1度の実施ですが、それ以上の頻度で実施されることが多く、コミュニケーションを通して進捗やキャリア開発、モチベーションの向上などを目的とされます。より効果的に実施するには、日頃からの情報収集やコミュニケーションスキルなどが求められ、マネージャーと従業員双方の目的意識を共有する必要があります。
人事評価の時期を待つのではなく、随時コミュニケーションをとることにより、お互いの関係性を深めることができ、困ったときにすぐに相談できる環境が作られました。
その結果自主退職が3割減り、やむを得ない退職が5割増加した、と人事担当者が報告しています。また実に8割近い従業員が、マネージャーの人事評価に対して不満を感じていないとも語っています。
人事評価制度のこれから
ここ最近、HRTech市場が注目されるようになり、人事評価制度の構築および運用をサポートするクラウドサービスが次々と開発されています。
あらゆる人事評価の構築・運用・データが見える化され、人事考課に係る時間を大幅に削減し、業務の効率化がすすんでいます。
今回紹介したA社のように、従業員のエンゲージメントを高めることに成功した事例をみると、より良い人事評価制度の構築がますます重要視され、人事評価システムサービスも今後より一層取り入れる企業が増えていくことでしょう。
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