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インターネット通信における輻輳とその影響
インターネット通信における輻輳とその影響の記事をご紹介します。
データ量の増加による輻輳
なぜ輻輳が起きるのかについて詳しく説明します。
クラウドの利用や高解像度の動画サービス、映像配信サービス、さらにはクラウドサービスの普及によって、インターネット上でデータ量が増加しています。
一定時間内に転送されるデータ量が急速に増加すると、通信回線に過負荷がかかり、輻輳が発生します。
輻輳が起こっていると、通信回線のアクセス容量が限られているため、一部のユーザーがアクセスできない状況になります。
また、通信回線はアクセス先に接続できないと、再接続を自動的に試みるため、輻輳状態がさらに悪化する可能性もあります。
光回線の速度低下と輻輳
また、光回線の速度低下も輻輳の原因となります。
光回線は次世代ネットワーク(NGN)とISPのネットワークをつなぐNTEによって中継されますが、ここでトラフィックが集中すると輻輳を引き起こすことがあります。
輻輳が起こった場合、一時的に通信量が多いユーザーの通信を制御して、より多くのユーザーが快適にインターネットを利用できるようにする試みも行われています。
しかし、根本的な問題解決は難しい状況です。
輻輳が起きると、データの送受信に遅延が生じ、通信速度が低下します。
また、一部のデータが失われたり壊れたりする可能性もあります。
これをパケットロスと呼びます。
パケットロスと通信速度
インターネット通信では、データが確実に届くことを保証するために、「ACK」という応答を返します。 受信したパケットごとにACKが返ってくるため、送信側はデータが正常に届いていることを確認できます。 しかし、パケットロスが発生するとACKが返ってこなくなります。 そのため、一定時間後に同じパケットを再送信する必要があります。 応答が返るまで何度も同じパケットを送る必要があるため、通信速度が遅くなる可能性があります。
輻輳への対処策
一方、IPoE方式によるインターネット接続回線では、輻輳が起こりにくい特徴があります。
IPoE方式は、次世代のインターネット接続方式で、大容量の回線を前提としています。
IPoEは、「IP over Ethernet」の略で、イーサネットを用いて直接インターネットに接続する方式です。
従来のインターネット回線では、電話回線を利用したPPPoE方式が主流でした。
しかし、IPoE方式では、最初からイーサネットを前提として設計されているため、専用の通信機器を必要とせず、通信事業者を介してインターネットに接続できます。
IPoE方式を利用すると、輻輳が起こりにくくなります。
さらに、IPoE方式では、インターネット網に接続するために「GWR」(Gateway Router)という中継設備が必要ですが、PPPoE方式に比べて大容量の通信が可能です。
IPoE方式では、通信速度を左右する帯域幅が広く、平均値は従来の2倍になっています。
そのため、混雑が緩和され、通信品質が向上することが期待できます。
ただし、完全に輻輳の心配がないわけではありません。
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