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株式公開の際のコンサルティング会社とは？
株式公開の際のコンサルティング会社とは？について紹介します。
はじめに
IPOは経営者にとって目指すべきゴールであり、夢として考えている人も多いでしょう。「広く資金を集めたい」「経営が軌道に乗ってきた」「創業初期の株主に恩返しがしたい」などの理由があります。企業の歴史の中でもとても重要なイベントの1つといえるでしょう。
株式公開（IPO）には最低でも3年の期間と準備・手続き・費用が必要になるため、簡単に終えられるものではありません。この様な場合、コンサルティング会社に依頼してサポートしてもらう企業が多いです。
何をしてくれるの？
それでは、コンサルティング会社は具体的にどういったサポートをしてくれるのでしょうか。IPOを達成させるためには監査に関する業務・資本政策の策定・管理体制の構築などの多岐にわたる業務を行う必要があります。IPOに関する業務を行う専門のプロジェクトチームの責任者を任命するのが一般的です。この責任者を誰にするかという議論の中で、「外部から迎え入れる」「現在の社員を任命する」「コンサルティング会社に依頼する」という3つの選択肢があります。この中で「コンサルティング会社に依頼する」という方法が以下の理由によりおススメです。
・時間的制約、費用的制約
「外部」から迎え入れる場合、採用及び固定の費用が必要となります。業務内容の専門性が高く、会社の将来に関わる内容のため費用を抑えることが難しいです。また、実際に業務を行ってもらったら、求めていたパフォーマンスレベルでは無かったなどのミスマッチが起こってしまう可能性もあります。
「現在の社員」の場合、採用費用は掛からないにしても、教育をする期間やそこに掛ける投資費用が必要となります。IPO自体が準備に最低でも3年はかかるので、教育の期間を入れてしまうとIPOのタイミングを逃してしまうかもしれません。
この様な理由から、必要な期間だけ契約をしてサポートをしてくれるコンサルティング会社との契約がおススメです。
・専門的なノウハウ
コンサルティング会社に依頼することで、実績を積んだコンサルタントやサポートチームの支援を受けることになり、実務的な部分はもちろん、気を付けるべき点や困った場合のアドバイスも受けることが可能です、
・会計上のミスや申告漏れの防止
IPOの準備のタイミングで会計上のミスや申告漏れは厳禁です。証券取引所の心証が損なわれるだけでなく、追徴金の支払いや審査白紙などの重大な結果を引き起こしかねません。準備開始の段階からコンサルティング会社に依頼しておけばこのような事は防ぐことができます。
具体的な業務内容
IPOのサポートを行うコンサルティング会社はどのような事をサポートしてくれるのでしょうか。細かな業務内容は各コンサルティング会社によって異なりますが、代表的な業務としては
・株式公開（IPO・上場）に向けたスケジューリングの立案や支援等
・株式公開（IPO・上場）にかかる審査資料に関する作成やアドバイス
・主幹事証券会社や監査法人の紹介等
・社内規定の見直しや作成
・資本政策に関する提案
（持ち株比率（議決権割合）やストックオプション（新株予約券）、持株会制度の導入など）
・内部管理体制の導入や提案（業務プロセスの可視化、J-SOXへの対応など）
・審査対応のサポート（質問への回答支援や書類作成支援）
・上場後の必要書類作成や資本管理に関するアドバイス
などが挙げられます。
まとめ
コンサルティング会社に依頼をすると費用は掛かってしまいますが、IPOに関する確かな知識と生きた情報を持ったコンサルタントにサポートを依頼することができます。会社の行く末を占う大事な業務となるので万全な状態で臨みたいですね。
この記事を書いたライター
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