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厚生年金基金について詳しく解説
厚生年金基金について詳しく解説の記事をご紹介します。
厚生年金と厚生年金基金のちがい
厚生年金基金という制度を聞いたことはありますか?厚生年金と非常に名前が似通っておますが、厚生年金とは全く別の制度です。
まず、厚生年金は公的年金制度です。日本の公的年金制度には、国民年金と厚生年金の二つが存在します。国民年金は、誰もが20歳になると加入が義務付けられる年金制度です。一方、厚生年金は、会社員や公務員などが加入する年金制度です。
一方、厚生年金基金は企業年金制度の一種です。企業が厚生年金基金を設立し、社員がその基金に加入し、資金を積み立てていきます。国の老齢厚生年金の報酬比例部分を厚生年金基金が代わりに支給することに加えて、企業独自の年金を上乗せできる制度です。加入は自動的に行われ、勤務先の会社が厚生年金基金制度を設けていれば、自動的に加入されます。
厚生年金基金は過去の制度
2014年に、厚生年金基金制度の元となる法律が改正され、厚生年金基金は実質廃止となっています。現在、厚生年金基金の新設は認められておらず、厚生年金基金から他の企業年金への移行が推奨されています。しかし、厚生年金基金が廃止または解散していても、過去に加入していた方は厚生年金基金の年金を受給することができます。廃止となったからといって、手続きを忘れないよう気を付けましょう。
厚生年金基金の引継ぎ先
2014年3月31日以前に解散した厚生年金基金の場合、企業年金連合会が年金を引き継ぎ、老齢年金の代行部分および上乗せ部分は、企業年金連合会から支給されます。2014年4月1日以降に解散した厚生年金基金の場合、代行部分は国が引き継ぎ、上乗せ部分は引継ぎを選択した場合は企業年金連合会に移管されています。そのため、代行部分は国から老齢厚生年金として支給され、上乗せ部分は企業年金連合会から支給されます。
加入履歴の確認方法
厚生年金基金がなくなって久しく、転職をしている方などは、自身が厚生年金基金に加入していたかどうかわからない場合も多いでしょう。日本年金機構と企業年金連合会が、厚生年金基金への加入歴がある人の洗い出しを行っています。データの照合の結果、加入歴が見つかった人には、確認の文書が送られています。
また、企業年金連合会のウェブサイトでも、厚生年金基金への加入記録の有無を問い合わせることができるフォームがあります。自身の加入歴が不明な場合、問い合わせを行ってみることをおすすめします。
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