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上場する為に必要なこと
上場する為に必要なことについて紹介します。
はじめに
会社の上場を目標に企業される方は多いのではないでしょうか。会社を上場させると、資金調達・社会的信頼などいろいろな面でのメリットがあります。しかしながら、具体的な流れやどのように準備をすればいいのか分からないという方も多いと思います。この項では、上場するまでの流れをご説明していきます。
上場の流れ（上場2~3期前）
上場をするためには、とても長い準備期間が必要となります。最低でも3期は必要となります。
（3期以上前）
上場を見据えた社内体制の構築、見直し・監査法人からの調査レポート・その他外部パートナー選定などを行います。まだまだ先だと思えるかもしれませんが、スタートは切られています。
・上場の検討
3期以上前から、上場を目指すか、目指すならどのタイミングかということを検討し、どのように進めていくかを議論していきます。
主な検討内容としては
・上場に関するメリット、デメリットの比較
・市場の選定：証券取引所のどの市場に上場するかの検討
・スケジュール計画
です。
・担当者、プロジェクトチーム選定
次に上場に向けた社内スタッフィングです。実務担当者や適性を考慮した配置転換などを行い、チームを形成します。
・ショートレビュー
これは予備調査と言われるものであり、監査法人に行ってもらう調査業務です。
・外部との協業
準備期間を円滑かつ確実に行うため、外部企業とのコンタクトも重要になってきます。
（上場2期前）
上場2期前になると、体制強化が必要なタイミングとなります。前期ではまだ準備の色が濃い業務が多かったですが、今期になると上場する為の具体的な作業や、義務として課されている作業が発生し始め、実感が湧いてくるのではないでしょうか。
・監査法人の調査
ショートレビューではなく、しっかりとした調査を入れます。
・社内体制の構築・強化
社内体制の構築も行います。内部監査担当者の選定・組織構築はたまた業務フロアの規定などを行います。
・主幹事証券会社の選定・各種申請書手配
主幹事証券会社を選定しましょう。これは、株式公開に関するサポート・指導・関係する機関との調整事をメインで行う証券会社の事です。次の期でも業務上の問題はありませんが、とても重要なポストであり、選定するのに時間がかかる場合があるため、先に選定しておけるとスムーズです。
上場の流れ（上場1期前）
上場1期前は直前期と呼ばれ、さまざまな業務の詰め・決定・完了がなされます。外部企業・依頼企業からの指導・確認を受けながら、調整をし続けます。主な作業は次の通りです。
・監査法人の調査
この期においても監査法人の監査が必要となります。上場前の2期分の監査法人による適正意見を受けなければならないので、前期と同様に監査を受けます。
・上場に関する指導
上場に向けて、監査法人・証券会社・外部企業から指導・アドバイスを受けます。細かい内容やより現実的な内容に変わってきます。
・最終チェック
いよいよここまで来ました。上場に必要な体制が確実に準備されているか・必要な業務を完了出来ているかなどのチェックを行います。詳細部分まで厳密なチェックを行います。社内だけでなく、客観的な視点も入れながら進めましょう。
まとめ
上場を達成するためには、数多くのハードルの高い条件を全てクリアする必要があります。3期以上という長丁場で、色々な専門性の高い知識が求められます。専門家と連携しながら確実に準備を進めてください。
この記事を書いたライター
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