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株主資本等変動計算書について特徴や作成目的、記載方法などを解説

株主資本等変動計算書について特徴や作成目的、記載方法などを解説の記事をご紹介します。

株主資本等変動計算書について特徴や作成目的、記載方法などを解説

株主資本等変動計算書の特徴

1.純資産の変動を記載する
2.株主資本の流れを把握できる
3.全ての会社に作成義務がある

株主資本等変動計算書の記載方法

1.当期首残高

2.当期変動額
・新株の発行
・剰余金の配当
・当期純利益
・自己株式の処分
・その他の項目における当期変動額
※これらを合算した金額が当期変動額

3.当期末残高

4.株主資本
・資本金:株主が会社に対して支払っている
・資本準備金:株主が会社に対して支払っている金額のうち、資本金とされなかった部分の金額

・その他資本剰余金:資本準備金以外の資本剰余金や資本金及び準備金減少差益などが含まれる

・利益準備金:剰余金の配当時に積立をする場合に処理する項目
・〇〇積立金:利益準備金の他に、積み立てる時に使用する項目
・繰越利益剰余金:過去の利益の累積のうち、利益準備金や積立金に計上されていないもの
・自己株式:自己株式を得たときに、代金を処理する項目

・その他の有価証券評価差額金:売買目的有価証券や満期保有目的債券以外の出資・持株に評価差額が出たとき使用する項目

・繰延ヘッジ損益:ヘッジ会計の方法で処理したときに出る評価差額

・土地再評価差額金:事業用土地の再評価をしている場合に、再評価額-取得価額+繰延税金資産(または負債)を計算した項目

5.その他の項目

株主資本等変動計算書を作成する目的

株主資本等変動計算書の作成により、企業の保有する純資産の動向を視覚化できます。この計算書は、株主総会での報告、税務署への報告、金融機関への提出など、さまざまな用途に活用されます。

【株主資本等変動計算書を作成するタイミング】
株主資本等変動計算書は、前期の決算日から株主総会が開催されるまでの期間に作成されます。通常、株主総会は決算日から2~3ヶ月以内に開催されることが多いため、計算書の準備は事前に行っておく必要があります。

【株主資本等変動計算書からわかる内容】
株主資本等変動計算書を参照することで、企業の利益・損益に関する情報を把握できます。また、この計算書をキャッシュフロー計算書の収支金額と比較・分析することも可能です。

決算書を分析して今後の経営に役立てる

【その他の決算書】
・賃借対照表:資産、負債、純資産の状態を記載する書類
・損益計算書;企業の収益・損失状況がわかる書類。事業の収益から諸々の費用を差し引いた金額を記載する
・キャッシュフロー計算書:企業内のお金に関する流れを記載した書類
・個別注記表:決算書を作成する上での会計方法を確認する書類

決算書は、単なる結果報告書ではなく、数値を分析することによって今後の経営に役立てられます。同時に、企業の実績を外部に発表するための重要な書類としても活用されます。

株主資本等変動計算書には、その目的や記載方法について解説が行われ、他の決算書とも連動しています。この計算書は、企業の実績を記録するだけでなく、将来の展望や企業方針を策定する際の重要な参考資料としても役立ちます。さらに、株主にとっても非常に重要で、純資産の変動を一目で把握できるため、その価値が高い決算書です。

この記事を書いたライター

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株式会社ループス 
スクエア東京:web担当

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