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変動費と固定費の違いとは?削減するためにはどうしたらいいのか
企業を経営するとなると、必ず費用が発生しますよね。
その費用には「変動費」と「固定費」の2種類があり、費用をそれぞれに分類してバランスを分析する必要があります。
今回はこの2種類の費用にフォーカスを当てて解説を行なっていきます。
変動費と固定費の違うところ
変動費
売上の増減に関係して金額が変更する費用のことを指し、売上原価、原材料費などが挙げられます。
売上や販売数量に関係して変動するため、売上がなかった場合は変動費も0になります。
固定費
売上の増減に関係なく一定の金額がかかる費用のことを指し、家賃や人件費、水道光熱費などが当てはまります。
売上高や販売数量には一切左右されないため、売上がなくても必ず同じ金額がかかるということです。
売上が増えても固定費は変わらないため、元々の固定費が低い方が多くの利益を得ることができます。
変動費と固定費の4つの分析
変動費と固定費を分析する時に役立つ4つの指標をご紹介します。
1.限界利益
限界利益とは、売上高から変動費を差し引くことで求められ、限界利益が黒字であれば事業をそのまま続けても良いという判断ができます。
限界利益 = 売上高 – 変動費
限界利益を売上高で割ったものを限界利益率といい、求めることで企業の利益になる値を知ることができ、限界利益率が一番高い商品の販売を頑張ることで利益を増加させることができます。
限界利益率 = 限界利益 ÷ 売上高
2.損益分岐点
損益分岐点は売上と費用がちょうど0になる点のことを指し、損益分岐点より上が黒字、下が赤字になります。
損益分岐点売上高 = 固定費 ÷ {1 -(変動費 ÷ 売上高)}
3.安全余裕率
企業の経営の安全性を図ることができ、安全余裕率が高いほど企業が安定していると言えるでしょう。
安全余裕率 =(売上高 – 損益分岐点売上高)÷ 売上高 × 100%
4.売上高変動費比率
売上高に対する変動費の比率を見る指標で、固定費は顧客が減ると大幅な減益になりますが、変動費は少ない影響ですみます。
売上高変動費比率(変動費率)= 変動費 ÷ 売上高 × 100
変動費と固定費をそれぞれ削減するためには
変動費削減
・大量に仕入を行なって単価を下げる
・ペーパーレス化を進めることで消耗品の使用頻度を下げる
・在庫管理を徹底的に行い無駄なものを作らない
固定費削減
・時間外労働を減らして人件費の削減
・社用車の必要性を見直す
経費はできるだけ削減する必要があり、先に削減をするべきは売上に関係なく一定の金額がかかる固定費です。
固定費の削減がある程度完了したら変動費の削減を進めていくようにしましょう。
まとめ
変動費は売上の変動に伴って金額が増減する費用で、固定費は売上に関係なく一定にかかる費用のことです。
費用の削減は誰しもが課題にしているところだと思いますが、固定費から削減していくことで徐々に改善につながりますのでぜひ取り組んでみてください。
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